論文と言われても、何をどう書けば良いのかわからない
起承転結は聞いたことがあるけど、どう使うの?
誰でもすぐに書ける方法ないの?
公務員試験を受験したいけど、論文を苦手としている方は多いと思います
そこで、論文試験で合格点を取れる、論文の基本的な型を紹介します
この型に当てはめて書く練習をすれば、論文の上達スピードが一段と早まりますよ
論文には決まった型がある
私も、仕事で論文の書き方を教えるまでは、とても苦手でした
大学受験では小論文の無い学部、大学の授業では出席重視の授業ばかり選択していました
しかし、仕事で論文を教えなければならなくなり、論文の書き方を研究したところ、論文には基本的な型があることに気づきました
この型に当てはめて書くとスラスラ書けるだけでなく、成績がみるみるうちに上昇していったのです
型のイメージ
初めに型のイメージを書いておきます
- 導入
近年、○○は~(略)~にとって重要な課題である。△△のため、次の3点に取り組む必要があると私は考える。 - 解決策
1つ目は○○である。~(略)~
2つ目は○○である。~(略)~
3つ目は○○である。~(略)~ - まとめ
○○は~(略)~△△することが必要である。
型に当てはめながら書いていくと、いつの間にか論文のようになっていきます
一つ一つの文がつながって、文章になるイメージです
型の中身
私は3つに分ける書き方を採用しています
いわゆる序論、本論、結論ですね
①導入(序論)
論文の苦手な方は、まずここでつまずくと思います
試験問題では、自治体の抱える課題に対する解決方法を問われることが多いです
その課題の背景をここで書けばいいわけです
…
と言ってしまえばおしまいなのですが、そんな簡単に背景を書けるわけがありません
制限時間内に論文を書き終えるためには、事前に書く内容を準備しておく必要があります
それを書き写せばいいわけですね
字数の目安は全体の30%です
導入部分の書き方については、特別区の過去問を例に、こちらのページで細かく解説しています
よく「論文に勉強はいらない」と考える方がいますが、決してそんなことはありません
特に、論文が苦手な方は必ず書くネタをたくさん用意してください
ネタのストックの重要性については、こちらのページで解説しています
②解決策(本論)
解決策の部分では、導入で出た課題の解決策を3つ提案します
本論と言われるくらいなので、ここがメインと考えていいでしょう
そのせいか、実現し難い解決策や、突飛な案を書く方がいます
残念ながら、論文試験では受験者の提案を採点するわけではありません
採点者は受験者の知識と論理力を見ています
無難な解決策を複数用意し、試験問題に合わせたものを3つ書くようにしてください
字数の目安は全体の40%〜50%です
解決策部分の書き方については、特別区の過去問を例に、こちらのページで細かく解説しています
③まとめ(結論)
最後にまとめです
残り文字数を気にしながら、今まで記述したことをまとめ上げます
カッコよくまとめよう!
と思うと思わぬ失敗をしてしまいます
ここで絶対にしてはならないことは2つです
- 新たな課題を出す
- 前に記述したこと矛盾する
①新たな課題を出したら論文がまとまりません
マンガ、小説とは違いますので、しっかり終わらせるようにしましょう
②せっかく書いた解決策を自分で否定してはいけません
自信を持って、自分の用意した解決策を採点者に突き付けてください
まずは、導入と解決策で書いたことを、短い言葉で言い換える練習をしましょう
字数の目安は全体の20%〜30%です
まとめ部分の書き方については、特別区の過去問を例にこちらのページで細かく解説しています。
まずは論文ぽい文章を書こう
以上、私がおススメする論文基本の型を紹介しました
論文は思いついたフレーズを、型に当てはめていく作業です
繰り返し練習し、論理的な文章を書けるようになりましょう