公務員てどうやったらなれるの?
SPI受ければいいの?
普通の就活とは違うのかな?
ここでは公務員に興味を持ち始めた方に向けて、公務員試験の仕組みをお伝えします。
民間の就活でほぼ必須となっているSPIやTOEICですが、公務員試験では必要ありません。
団体ごとに様々な試験の仕組みがあります。
団体ごとに試験のやり方が異なる
まず、公務員試験は基本的に団体ごとに試験が行われます。
都道府県、市町村、〇〇組合等
これらの場合、志望する団体に直接申し込み、受験することになります。
他に、試験の効率化を図るため、共同で試験を実施しているところもあります。
試験序盤の筆記試験や面接試験を統一して行っています。
省庁、特別区、国立大学法人等
国公立大学入試の共通テストのような感じですね。
試験の流れ
前述したように、受験先が独自で試験を行っているか、統一して行っているかで少し流れが変わります。
独自試験の例(都道府県や市町村)
一次試験 | 二次試験 | 三次試験 |
---|---|---|
筆記 | 面接 (筆記) | 面接 |
統一試験の例(省庁や特別区)
一次試験(共通) | 二次試験(共通) | 三次試験(独自) |
---|---|---|
筆記 | 面接 | 面接 (筆記) |
統一試験では、多くが二次試験までで振り落とされます。
志望先の試験を受験できる受験生はごくわずかです。
共通試験は省庁であれば人事院が、特別区であれば特別区人事委員会が実施することになります。
試験の内容
筆記試験は主に択一試験と論文試験になります。
さらに教養科目と専門科目に分かれます。
一覧にします
択一教養 | ほぼすべての団体で出題される |
択一専門 | 新卒対象の試験では出題される |
論文教養 | かなり多くの団体で出題される |
論文専門 | 専門職以外ではあまり出題されない |
面接試験はイメージしやすいのではないでしょうか。
団体により、個別面接や集団面接があります。
気になる民間との違いですが、民間が何日もかけて面接試験を行うのに対し、
公務員試験は、面接試験を一日で終わらせることが多いです。
ただし、統一試験を行っている場合、人事院等と志望先で2回面接試験を受ける必要があります。
人事院等面接の合格発表後、数週間~1か月後に志望先へ出向くことになります。
それでも、民間に比べ、試験日が少ないのはありがたいですね。
では試験対策はどうするか
次の3つに分けて対策をするとよいでしょう。
- 択一試験対策
- 論文試験対策
- 面接試験対策
まずは一次試験で出題される択一試験と論文試験の対策をすると良いでしょう。
①志望先の過去問を見て、択一専門の有無、論文の内容を調べる。
②イケる!と思う人→過去問を解く。
ムリ!と思う人→択一の参考書、論文の参考書を見ながら過去問を解く。
③ボーダーラインを確認する。論文は必ず他人に見てもらうこと。
④ボーダーを超えるようになるまで、ひたすら演習を繰り返す。
本格的な面接対策は筆記試験に受かってからで大丈夫です。
勉強に特殊な技術は必要ありません。
スポーツや楽器の練習と一緒です。
自分が少し難しいと感じる課題を繰り返し、少しずつレベルアップを目指しましょう!